こんにちは、ぐうたらスーパー主婦の糸野つむぎです。
あれあれ、難しい言葉が出てきました。「ABS関数」、私がつい最近知った言葉です。
いつもより一歩踏み込んだ仕事
わたしは、ぐうたらスーパー主婦ですが、仕事、つまり会社で働くことが好きです。「置かれた所で咲きなさい」ではありませんが、環境に不満はあっても、与えられた環境で精一杯生きたいと思っています。パートタイマーであり、限定的な仕事しかまわってきませんが、それを一流に仕上げることにしています。
1.ミスがないこと → 信用にかかわる
2.期日までに仕上げる → 次の人のスケジュールにかかわる
3.与えられた仕事を次の人がすぐに取り掛かれる配慮をする → ポイントを提示など
このようなことをモットーに仕事をしていますが、このうち、最後の（3）の、
「与えられた仕事を次の人がすぐに取り掛かれる配慮をする」ということで、先日、一歩踏み込んだ数値分析をして、係わる人達の作業改善につなげたいと考えました。そのためには誰が見ても納得できる根拠があると進めやすいので、○○率という指数を出すことにしました。社内では恐らく誰も試みたことがない指数だと思います。見たことがありませんから。
データを抽出して、計算式をエクセルに入れようとしたら、
これは正の数に直してからでないと、計算に支障がある～！！
こんな問題が出てきたのでした。確かに、マイナス値に符号を変えた数値を2回足すと、正の数にはなります。
例えば、
-３なら、-３+3+3=3
で欲しい値にはなります。
もしかして、この欲しい値って、○○値じゃない！！
そう、思い出しました。数学で習った「絶対値」です。
マイナス値を絶対値に変換できれば、後々の計算が簡単にできます。それを数式コピーすれば簡単な話です。学校で習った数学がが何十年もして、こんなところで役に立つなんて！しかも、ちゃんとしまってあった引き出しから取り出すことができて、かなり嬉しかったです。
ABS関数との出会い
エクセルでの絶対値への変換方法
しかし、絶対値への変換方法がわかりません。エクセルに強い職場のパートさんに聞いても知らないとのこと。WEBで検索してみてわかりました。
マイクロソフトのOffeceサポートには次のようにありました。
| 数式 | 説明 | 結果 |
| =ABS(2) | 2 の絶対値を求めます | 2 |
| =ABS(-2) | -2 の絶対値を求めます | 2 |
| =ABS(A2) | A2 の値である -4 の絶対値を求めます | 4 |
簡単に求められるんですね。この関数を計算式に入れて、求めたかった○○率（指数）を無事に計算することができました。そして、指数を比較してみてわかることがあり、キーパーソンに伝えることができ、作業改善に向けて一歩進みました。
ABS関数のABSとは？
私は、略された英語の正式名を知らないと納得できないタイプです。それを知らないと、アルファベットだけでは意味が覚えられないからです。この「ABS」がどこから来たのか、調べるのに少しだけ時間がかかりました。というのは、通常、3つのアルファベットが並んでいる場合、3つの単語のそれぞれの最初のアルファベットを取って組み合わせていることが多いからです。
しかし、今回は組み合わせではありませんでした。
Absolute Value の最初の3文字のABSだったんですね。
これで解決しました。
「絶対値」は神秘的？
話は少しずれますが、「絶対値は原点からの距離を表す」ということが何か神秘的な気がしました。「-3」でも「+3」でも原点からの距離は「３」、つまり絶対値は同じです。
ある太っている人の肥満度が「+３」、ある痩せている人の痩せ度（こんな言葉ない？）が「-3」としたら、二人の標準からの距離は「3」
めちゃくちゃ人間的にできている人の社会への貢献度が「+3」、ある犯罪者の貢献度が「-3」としたら、二人の普通の人からの距離は「3」
絶対値は標準タイプからのバラつき度、距離感を表すとも言えますね。でも、それを人間に当てはめようとすると、色々な方向からの計測方法が必要で、それは無限にあります。もし、計ることができて、分布グラフに表したとしても、一体、何がわかるのでしょうか？立体の分布グラフで表したら、意外ときれいな球状になったりして…
色々な距離感のある人間社会ですが、みんなが均一であるより、色々な絶対値が存在することで、意外と世の中がうまくバランスがとれていたりして…
数学の苦手なぐうたらスーパー主婦の、大ざっぱな世界観ですね。
