エシカル消費は社会的課題解決への第一歩

こんにちは、つむぎの庭、いとのつむぎです。

昨日のフライパン難民の記事に続いて、私の関心のある「エシカル消費」について、わかりやすくご紹介したいと思います。

 

エシカル消費とは?

エシカル消費は英語では「ethical consumption」のことで、倫理的・道徳的な消費と直訳できます。以下、平成29年4月の「倫理的消費」調査研究会の取りまとめより引用します。

倫理的消費(エシカル消費)とは、 「消費者それぞれが、各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと」

その配慮の対象とその具体例として、

●「人」 → 障害者支援につながる商品

●「社会」→ フェアトレード商品・寄付付きの商品

●「環境」→ エコ商品・リサイクル商品・資源保護に関する認証がある商品

●「地域」→ 地産地消・被災地産品

●「動物福祉」「エシカルファッション」

~あなたの消費が未来を変える~ 平成29年4月「倫理的消費」調査研究会 取りまとめ

 

エシカル消費の意味

=社会的課題を考慮したり、その課題に取り組む事業者を応援しつつ消費活動すること

 

エシカル消費の意義

=持続可能性の観点から、社会的課題の解決に向けた取り組みは必要

=「安さ」「便利さ」に隠れた消費者一人一人の意識と行動が、社会的課題に直結

 

我々の消費生活は無意識ながらも隠れた価値観の現れ

消費者は生活に必要な物やサービスを購入して生活、消費しています。それは、個人の何気ない選択による購入であっても、実は個人の価値観に基づいていることもあります。

 

例えば、ある人は、栄養に十分注意を払っていて、中国産の冷凍野菜より、有機農法の根っこの赤いほうれん草を選択するでしょう。また、ある人は、フライパンの加工がすぐはがれて、買い替えをする時、わりきって、あえて安いものを頻繁に購入するでしょう。もしかしたら、彼らは別々の人でなく、同一人物の場合もあります。栄養に対しては直接体に入るものだから真剣に選び、フライパンは間接的に使用する道具であるからと、分けて基準を設けている場合もあるでしょう。

 

そういう個人の消費傾向は、無意識に存在していることが多いと思います。それを少しだけ意識して、同じ購入するのであれば、社会的課題の解決に向けた第一歩となる選択を考えてみませんか?

 

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