地場産業・伝統産業に若者の関心~歴史・技術の背景を知りたい

こんにちは、ぐうたらスーパー主婦の糸野つむぎです。

 

ちょっと意外?若者が伝統産業に関心が高い

日本の地場産業・伝統産業に関心を持つ若者が目立って増えてきているそうです。

次の棒グラフはJTB総合研究所の調査によるものです。

 

上の結果から、「自分でも製作体験をしたい」と回答した層は20代~30代の女性が圧倒的に多く、「地場産業や伝統産業に関わる仕事をしたい」と回答した層も20~30代の男女に多く見られました。

 

地域の特産品(地場産業・伝統産業品)への意識についての調査

●意外にも「地場産業・伝統産業品」への関心度が高いのは20代30代男性
「生産地で歴史や技術的な背景を聞き、見学したい」は51.6%
「生産地の工房や工場、直販店などで購入したい」は31.4%
20代女性は、ものづくり体験は「旅行先で体験してみたい」
購入は都市部の「おしゃれな雑貨店やセレクトショップ」が他の世代より多い

●地場産業・伝統産業品の良さは、「長く使えそう(53.2%)」などの実用性より、「日本の地域に伝わる生活・伝統文化に触れられる(60.7%)」

 

 

地場産業・伝統産業品の良さは、

  • 「長く使えそう(53.2%)」→ しっかりと作られている?
  • 「日本の地域に伝わる生活・伝統文化に触れられる(60.7%)」→ 作られた背景も知りたい?

 

輸入品が増えている昨今、しっかりと作られている日本製に目が向けられているのでしょうか。地域の生活・文化に触れたいという気持ちは、作られた物語を知って理解したい、という気持ちの表れでしょうか。

 

若者の行動について

では、若者は実際に地場産業や伝統産業に関わる仕事をしているのでしょうか?仕事は、生活のために収入を得る必要がありますが、十分な収入が保証されなければ難しいでしょうね。そして、教える人たちがどんどん高齢化してくるので、継承するための教える人が少なくなっていくことも懸念されます。

 

純粋な若者の気持ちを育んでいってもらい、地域の素晴らしい伝統工芸が継承されていけば嬉しいのですが。

 

最近の若い世代の特徴

  • 興味があり、買う理由があれば、他の年代よりも購入単価が高い
  • SNSなどで、他の年代への波及力は強い

 

結構しっかり考えて、気に入ったモノ・コトはシェアすることが多いのですね。大事にして、経済効果も上げたいところかも。この際、日本の生産者を保護し、成長させるいい機会として、積極的に若い世代のファンを獲得するため、民間レベルで頑張ってほしいところです。シェアの文化の若い世代は、横とのつながりも上手かもしれません。

 

伝統産業の味わい深さ

私にはとても大事にしているコーヒーカップがあります。萩焼(姫焼き)で、少しだけ曲がっているように見えます。買ったのはもう30年前。就職して、仲の良かった友達と久しぶりに会うため、お互いの中間地点の山口県に旅行したのでした。

 

ふたりで自転車を借りて観光地を巡り、気に入る焼き物が見つかるまで、お店をまわりました。そんな思い出があるので、大切なカップです。

 

萩焼の特徴で、使っているうちに色が変わっていきます。私のコーヒーカップは買った時はオレンジがかったピンク色でしたが、土の変化で、ピンクを帯びた灰色に変わっています。味のある優しい色です。割れないように気をつけて使っています。

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