「糸野つむぎ」と「つむぎの庭」~名前の由来
草木染と手紡ぎ

こんにちは、つむぎの庭の糸野つむぎです。
さて、このブログの名前「つむぎの庭」については、初めての投稿(2018年3月1日)でご紹介しました。たぶん、つむぐことを、「言葉」で「文章」をつむいでいく、とご理解いただけていると思います。しかし、私のハンドルネームを「つむぎ」とした理由も含めて、もう少し深い物語があります。

 

「つむぎ」という名前にこめられたエピソード

つむぎ

実は、私は糸を紡ぐのが好きなんだ!! ひたすら紡いでいた時期もあったよ。

 

そう、「糸野つむぎ」は、「糸を紡ぐ」から来ているのです。

まりー(娘)

ねえ、なんで、糸を紡ごうと思ったの?

つむぎ

あなたたちが小さいころ、ウォルドルフ人形を作って、自然の素材の奥深さに感動したから。 ほら、あの人形の髪の毛、三つ編みしたりして遊んだでしょ。 あの毛糸はおじいちゃんの家の栗の木の皮で染めたもの。 まろやかで優しい色でしょう?

 

子ども達が小さいころ、友達に習って、ウォルドルフ人形を作りました。この人形は、規定の量の羊毛を規定のサイズになるように丸めて、子どものお供に耐えられる強いボディを作ります。これがなかなか大変ですが、妥協すると使用につれて、人形に張りがなくなり、元気のない人形になるので頑張りどころです。

 

子育ての合間に作るので、完成まで1ヶ月くらいかかったでしょうか。髪の毛は、白の細い毛糸を買ってきて、実家の栗の木の樹皮で、草木染をしました。それを1本1本固く縫い付けました。出来上がると、親子ともに愛おしくてたまりませんでした。服も手作り、パジャマ、帽子、冬のニットや、おんぶひもも、色々作りました。

 

この人形のニットを編むころから、糸から作りたいと思うようになりました。草木染めは、子どものお昼寝中に色々実験のように試して、糸染め、という形で経験を積みました。次は、白の羊毛を買ってきて、羊毛を草木染めして、それを糸にすることからはじめました。糸ができると、編み物で必要なものを作っていきました。

 

もう、楽しくてたまらなくて、真剣にやろうと考えて、2年間ほど、学校に通いました。講座を受けて、自宅で課題をこなしてみてもらうという形です。紡ぎ方にも色々あることを知り、羊の種類がとても多いことも知りました。

 

糸になる素材は自然界ではたくさん存在します。コットン、シルク、草、羊毛など… 私がメインに紡いでいるのは羊毛。羊の毛から毛糸にします。羊毛もきれいに加工されて販売されているものから、牧場でかりとられたままの、お土産付きのものなど、状態も色々ですが、羊の種類も多く、それぞれに特性がありおもしろいです。

 

手紡ぎを続けるか?

まりー(娘)

ところで、最近は紡いでないね。

つむぎ

パートを始めて、じっくりと腰を据えて紡ぐことができなくなったからかな。
羊毛を紡げる状態にして、そこらじゅう広げてやっていても、すぐに片づけて次の家事をしないといけないものね。

 

残念ながら、現在は趣味とも言えないくらい携わっていません。編み物はたまにしていますが。手紡ぎは、過程がいろいろあり、その一つ一つが時間のかかることです。かりとられた羊毛を洗うことから始めることもありますが、それだけで時間がかかります。草木染めするにしても素材集めが必要ですし、媒染という過程もあり、ここまでで数日かかります。ここから、乾燥させて、少しずつカーディング(ふわふわの状態にする)し、紡げる状態にします。ここまでするにはどうしてもまとまった時間とスペースが必要です。

 

まりー(娘)

え~、じゃあ、もうやらないの?

つむぎ

やるやる、絶対やる!
定年後にじっくりやる。ばかほどやる。
家じゅう、羊になるから覚悟しといて。

という訳で、やる気は満々。今はパート生活で手がいっぱいなので、ブログで文章を紡いでいく、という次第なのです。ぐうたらだけど、手仕事は好きなのです。ぐうたらスーパー主婦、これからもがんばります。

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