こんにちは、糸野つむぎです。
食品ロスは、外食でも発生しています。外食時、ボリュームがありすぎて食べ切れなかったこと、注文した料理に苦手な素材が使われていた、などの理由で食べ残した経験はありませんか?
飲食店で、食べ残しを防ぐために、次のようなことが工夫ができます!
注文時の工夫
●「少なめにお願いします」とお願いする
ご飯の量は最初からメニューで分けている飲食店もありますね。小食の人がお子様ランチを注文する、ということも聞いたことがあります。
●セットメニューの中に苦手なものがあれば、抜いてもらうことができないか、お願いする
高校生の頃、留学していたアメリカでピクルスが食べられず、マクドナルドで、”Without pickles, please!"と言っていました。もちろん、対応してくれました。サブウェイでは、サンドイッチを作る過程で、いろいろと好みを聞いてくれますね。
●小さい子どもが一人前食べられないとわかっている場合、保護者と分け合う
小さい子は独立した自分の分を欲しがるので、仕方なく注文する場合もあるでしょうが、子どもの頃から残し癖をつけるのは感心しません。理由を説明すること、食べ残しをしなかったことを褒めることが大切です。
お子様ランチないし、私だけのハンバーグ定食、注文するもん! ママとは別。
まりーちゃんとママが別々に注文したら、お皿をピカピカにするのは難しいわ。 まりーちゃんが注文して、ママは注文しないことにするから、ママに半分分けてね。 その方がお皿をピカピカにするのが楽でしょう。
なんとかして、こちらのペースに巻き込んでしまいましょう。親は少し足りないかもしれないけど、適当につまみ食いでもして。今後の子どもの成長の方が大切です。
●バイキングでは、食べられる量だけをとる
食べ放題であっても、取り放題とは違うことを認識。
もしも残してしまったら、「ごめんなさい」と心の中でつぶやきましょう。
料理が運ばれてきてからの工夫
●親しい仲間内なら、手を付ける前にもらってもらう
しまった、これ、お肉多すぎ。無理~ までろん、もらって!
またか、しゃあないなぁ。 肉食べられへんもんな~
家族の間はよくあることですよね。
食べ終わってからの工夫
●残ってしまった時、自己責任で持ち帰りができないかお願いする
※ドギーバッグ=持ち帰り用のプラスティック容器
アメリカのポトラックパーティー(持ち寄りパーティー)ではよくドギーバッグが用意されていました。
高知県の宴会でもお開き時に配られることもあります。高知県の披露宴は円卓が多く、好きなものを自由に食べられるようになっています。お酒を飲む人が多いので、料理は余りがちになり、お開きにはドギーバッグや、お花を自由に持ち帰れるように包む紙が配られることがあります。持ち帰りは強制ではなく、自由。「もったいない」精神を大切にした、ざっくばらんな文化が好きです。花と料理を、それぞれの家庭に持ち帰り、宴会のことを語り、家族にお祝いのおすそ分けもできていると思います。
「食品ロス削減」というと、ケチケチしていて、お堅いイメージもありますが、工夫をすることで、消費生活をクリエイティブにすることができます。楽しみながら取り組めるといいと思います。