こんにちは、つむぎの庭、糸野つむぎです。
昨日の今を生きるの記事に続いて、おせっかいなおばちゃんからのアドバイスです。
新生活スタート
仕事帰り、定期券売り場に長い列ができていました。黒のスーツが圧倒的に多く、ちらほらグレーのフォーマル姿も。昨日は4月2日月曜日、大学の入学式や会社の入社式が行われたところが多かったのかもしれません。長い列のわりに、笑顔でおしゃべりしながら並んでいる人が多いので、私もふわっとした気持ちになりました。新しくできた友達や、入学式に付き添った保護者と、これから始まる生活におしゃべりの花を咲かしていたのでしょうか?
我が家にも二人の子どもがいるので、何度も入学式には出席し、やはり初めての定期券を一緒に買い求めたことがあります。ぴえーる(息子)が大学生となり、下宿を始める時は、それはそれは大変でした。しかし、親のお世話はこの新生活が落ち着く頃まで。すぐに、親の出番はなくなり、必要な時だけ呼ばれるようになります。子どもは自分の足で、新しい社会にもまれながら歩いていくことになるのです。
学校や入社した会社では、こちらが想像する以上の苦しいことがあるかもしれません。電通に入社した女性が自殺してしまったり、学校でいじめにあって苦しんで自殺してしまったり、色々な事件が起きました。今も悩んで苦しんでいる人はたくさんいるかもしれません。希望に胸をふくらませての新生活のスタートを切ったのに、大変残念なことです。
逃げていい
苦しくて悩んでいる方、つらいでしょうが、命を絶つことは絶対に止めてください。会社や学校につぶされる前に、自分からその場所を離れてください。辞めるとか、退学するとか、離婚するとか、そんなにきちんとしなくていいので、まず、辛い場所から離れることです。それが、自分のためにも、周囲のためにも、とりあえずの最善の方法です。
「辛いけど、頑張ろう」というのは、前進するためにある程度必要なハードルかもしれません。勤勉な日本人が取りがちな行動です。
その辛さには大きく二つの場合があります。
①自分の持つ弱点が起因している
②取り巻く環境に大きな原因がある
①の場合、自分に余裕のある時であれば、頑張って乗り越えられる可能性もあるでしょう。しかし、②の場合は辛さに我慢しているだけでは、何も進展はありません。環境に対してある程度の働きかけを自ら行うか、誰かにしてもらうか、ということが必要になってくるでしょう。しかし、辛さを抱えていて余裕がない場合には自ら行動することは難しいでしょう。
辛い状態では①か②かを判断できる力が残っていないことも十分ありえます。だから、辛い場所から離れるのです。逃げていいのです。別の場所に避難して、少し気持ちが楽になってから、今後のことを考えるといいでしょう。学校を休んでも、会社を欠勤しても、大丈夫。自分の意志で休むと決められるうちに休みましょう。そして、辛い場所からの避難をすることは、十分にアクティブな行為です。
十分に休息しましょう
辛い場所から離れたら、まず、十分に休息しましょう。脳がかなり激しく働いて疲れていると思うので、ぐっすり寝て、栄養をとり、力が出てきたら好きなことをして、本来の自分に戻していってください。ご家族の方は、本人の回復を祈って暖かく見守ってあげてほしいです。会社を休んでいる場合は、絶対に仕事をしてはいけないと思います。本人は気になって仕方ないでしょうが、会社はなんとかまわっていくものなので、家族の健康が一番大切だということをきっちり理解してもらうことが大切でしょう。
回復が順調に進まない場合は、カウンセラーや病院に相談するといいと思います。タイミングが大切かと思いますので、本人が決められない場合はご家族が力になってあげてください。辛い状態が長かった人や、激しく疲労している人ほど回復に時間を要するかもしれませんね。
繰り返します、「辛いときは逃げていい」
人生はそんなに順調なものではないと思います。これまで順調だった人はラッキーだと思っていいでしょう。人間、そんなに強くなく、どこかで辛い思いをすることがあると思います。新生活のスタートを切ったばかりの人に暗い話をするのはどうかと思いましたが、とりあえず聞いておいてください。現在悩んでいる人も以前は、新社会人・新入生・新婚だったはず。ご自分に悩みがない方でも、周囲に悩んでいる人や辛い思いをしている人がいたら、私の今日のメッセージ「逃げていい」を伝えていただければ幸いです。
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