引き揃え糸は異なる複数の糸の組み合わせ~新しい命の可能性

こんにちは、ぐうたらスーパー主婦の糸野つむぎです。

 

最近、大好きな手仕事から遠ざかっていました。毎日の仕事で疲れて、帰宅しても物作りの余裕がありませんでした。でも、先日「引き揃え糸」という物を知ってキーワードを得たかのように私の作りたい熱に弾みがつきました。やっぱり私は糸に関心があるようです。

引き揃え糸との出会い

引き揃え糸とは?

引き揃え糸とは、複数の糸をまとめた状態の糸です。私が調べたところ、毛糸玉や糸巻きやコーンを並べて二本どりや三本どりをしながら編み物などの作業をすることを、「糸を引き揃える」と言うようです。

 

引き揃え糸のメリットは?

引き揃え糸のメリットは何と言っても、組み合わせる楽しみでしょう。特に異素材や太さや形状違い、色違いの糸を組み合わせてオリジナルの糸が作れるのはとてもクリエイティブな作業です。

 

また、既製の糸で組み合わせるので手染めや手紡ぎのように根気が要りません。試しながら進めることも出来ます。引き揃えて、気に入らなければ元に戻せます。こんなお気軽さがいいと思いました。

 

引き揃え糸を実際に使用してみました

自分で引き揃え糸を作ってみたくて、ユニークな糸と手持ちの手紡ぎ糸を組み合わせようと思いました。ユニークな糸を購入するために出かけたのはAVRILの梅田店。かわいい糸がたくさんあって、想像が膨らむお店です。ただ、たくさんあり過ぎて何を選んだらいいのかわからなくなってしまいした。組み合わせることを思うと慎重になりすぎるのです。

 

最初から頑張りすぎるのは危険なので、既製の引き揃え糸を買いました。これで、シュシュを作ってみて、今後の参考にしようと考えたのです。

 

購入した引き揃え糸はこちらです。

薄茶のリボンのような幅広の糸と、細い糸に小さな飾りのついた2本、計3本でできた引き揃え糸です。糸だまの中から引っ張って出します。これを指編みで鎖を編み、穴にゴムを通して結べば出来上がりです。すぐに出来ました。こだわった材料なので作るのが簡単でした。

出来上がったシュシュ

 

今後作りたい引き揃え糸

SDGsに沿った引き揃え糸を作ってみたい!

引き揃え糸は組み合わせることで味が出ます。三人寄れば文殊の知恵、といいますが、個性の違う糸達を絡ませ合うと思わぬ味がでるような予感がします。これで小さな作品を作っていきたいです。

 

その時には自分のテーマであるSDGsのことを中心に組み合わせていこうと思います。例えば、エシカル消費のこと。衣料品の廃棄が大きな問題となっているので、自宅で眠っている服をただ捨てるのではなく、できるだけ使い切ることに挑戦してみようかと思います。あの場面のために親と一緒に買い物に行って購入した服、子どもに手作りした思い入れの強い服、などなかなか捨てられない服に新しい命を吹き込んであげる機会にならないでしょうか?

 

そんな服に思い切ってハサミを入れてバイアステープのような細長い形状にし、1本の糸に見立てて他の糸と組み合わせて引き揃え糸を作ってみたい!そんなことがひらめきました。以前、トレーナーから布ぞうりを編んだことがヒントになりました。PTAの講習会で取り上げたくて、サンプルを作り、たくさんのお母様方に衣類を持ち寄りで参加していただきました。

 

自宅である程度実践できたら広める活動も!

私の大好きな糸紡ぎがSDGsに貢献できれば、という野心を少しばかり抱くようになりました。糸を紡ぐのは素材を選んで合わせて1本の糸にすることです。趣味でやっていた糸紡ぎは好きな素材を、好きな草木で染めて、好きな方法で紡いでいました。これを少し広げて、世の中が少しでも良くなるための素材を使って紡ぐのもやりがいのあることかもしれません。

 

仕事を持ちながらの作業になるので、どれだけのことができるか、今の段階では未定ですが、やってみたいという気持ちをここに宣言したので、必ずやりたいです。

 

思い出の服から思い入れの引き揃え糸を作り、別の形に命を吹き込む。このような事が普通になると、購入の一つ一つが意味のあることになり、個人個人のテーマを持った購入活動につながればと希望します。納得のいく消費活動が世界の人々が普通に生活できる糧となるのでは?

 

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