「自信がない」と「自信がある」~対策を提案

こんにちは、ぐうたらスーパー主婦の糸野つむぎです。

ズバリ聞きます。

あなたの今の立場に自信が持てますか?
つまり、職場、学校、家庭で与えられた役割を十分果たしていますか?

こんな質問をする理由は、世の中に自信のありすぎる人と自身のなさすぎる人が目立ちすぎるからです。人数の多少ではなく、両極端のように感じます。

「自信がない病」にかかっている人

ここに、「自信がない病」について、朝日新聞のコラムがあります。

(略) リーダーシップについてのクラスがあった。リーダーに必要な要素について学んでいくのだが、1番目の項目は「自信(confidence)」だった。

多くの日本人女性が「自信のない病」にかかっている、ように思う。私もその一人だ。いろいろな要因があるが、女性ゆえということも大きな要因の一つだと思う。

女性だから、男性に囲まれた職場や社会で先が見えない。将来像が描けない。相談する人もいない。どうせ言ったって聞いてもらえないから意見を言わない。どうせ努力したって報われないから、適当に済ませよう。息をひそめているうちに前向きになれなくなり、意欲も失って目から輝きが消えていく。

女性同士で話してみると、「私も」「私も」と、似たような心境の人が多いことに安心するが、驚きもする。社会の大きな損失だと思う。

朝日新聞 2018/4/26 ザ・コラム 秋山訓子氏

これは日本人に特有のことではなく、アメリカ社会でも大きくうなづく女性達がいるらしいのです。

パートタイマーもこの病気にかかっていないか?

私もこの記事に大きくうなづいた一人です。しかし、ぐうたらスーパー主婦の今の自分は、社会で男性と対等に、とかいう意識はありません。それよりも、非正規雇用者の弱い立場がなんとかならないかと常々思っています

 

私はこの文中の「女性」を「パートタイマー」と置き換えて読んでみました。そして「男性」を「社員」と置き換えて。十分意味が成り立つし、叫びたいくらいしっくりするのです。

 

私達おばちゃんパートタイマーは、ある程度の歳をとっているのにパートタイマーとして採用される時の時給は若いパートタイマーと変わりません。もちろん社員よりは安い設定でしょう。その時点でもう差が作られています。そして社員の受ける教育と同じものは受けられません。現場でのOJTが中心です。明らかに、社員の補助的な立場を求められています。

 

入社した時は右も左もわからなくて、一から教えてもらうので仕方ありませんが、しばらくしてスキルがついてくると物足りなく感じる人もいます。それは「自信がついてきた」という状況です。見かねて社員に進言すると、うまく改善される場合と、パートのくせに生意気だ、と思われる場合に分かれるでしょう。後者の状態が繰り返されると、引用の記事あるように、「どうせ言ったって聞いてもらえない」、と適当に済ませるうちに意欲をなくしてしまう、という状況に陥ります。

 

自信がない人の悩みは深刻な場合もある

一方、自信のない人は、「自分には要求が高すぎて、やりこなせない」、と劣等感に悩んでいる恐れがあります。人手不足の状況では、一人の人にかかる負担も大きく、大変に任務を背負っている人もいるでしょう。文句をいいながらでも、上司に仕事の負担を相談しながらでも、日々頑張っている人が多いでしょう。でも、ストレスを溜めすぎないようにしてほしいです。

 

自信のなさを隠すために強く振る舞うケースもある

コラムの記事は続きます。

(略) 私は思う。セクハラやパワハラも、ある種の自信のなさの表れではないのだろうか。病根はそこにもあるのではないかと。

自信がないからこそ、自分の弱さを隠すためにも逆にむやみに偉そうに振る舞いたくなり、力を誇示しようとする。自意識もゆがみ、自分の力を見せつけずにはいられなくなる。他人への敬意が失われ、服従させようとする。無理やりに。それが異性や部下に向かい、悲劇が生まれる。

(略)
もしかしたら男性のほうが女性よりもっと不自由でかわいそうなのかもしれない。女性は素直に「私は自信がない」と言えるだけ、実は楽なのかもしれない。「自信がない」と口にできない男性は、気の毒な生き物なのかもしれない。

朝日新聞 2018/4/26 ザ・コラム 秋山訓子氏

また大きく納得してしまいました。最近、秋山氏の記事が気に入り、目に留まります。人の心理をとらえて、社会問題に切り込み、私のようなぐうたらスーパー主婦にもわかりやすく伝えてくれます。

自信のなさの構図
自信がない→ 弱さを隠したい→ 力を誇示する

子どもが、好きな女の子に好きだと言えずにいたずらしてしまうがあります。似ていませんか?セクハラやパワハラなどの大ごとになってはいけませんが、この構図を知っていれば、偉そうに怒っている誰かさんに、少しは同情できますよね。

 

自信が持てないなら認めよう、自信があるなら組織に貢献しよう

最初の質問に戻ります。

あなたの今の立場に自信が持てますか?
つまり、職場、学校、家庭で与えられた役割を十分果たしていますか?

私の答えは、家事に対しての自信はありません。職場ではそこそこ貢献できていると信じています。

ぐうたらスーパー主婦の私は、掃除が嫌で、料理は面倒くさいので、家事に対して自信が持てる訳がなく、略することばかり考えています。嫌いなことに注力したくないので、逃げるばかりなので、十分な役割は果たせていません。

一方、仕事は大好きで、職場にそこそこ貢献できていると信じています。非正規雇用という壁は厚いのですが、「パートタイマーなのによくやってくれている」とはっきり言われることで、かえってリラックスして仕事ができる環境にあります。

 

私が、「自信」について言いたいこと

「自信」について言えること(ぐうたら流)
●関心の薄い分野に自信が持てるようにならなくていい
●自信の持てることは、その組織に還元させると良い

●関心の薄い分野に自信が持てるようにならなくていい

無理に頑張らなくていいです。やりたければやればいいのです。もし、その任務があなた一人でしかやるしかない場合は、見栄を捨てて、「自信がない」と言いましょう。あなたのストレスが増加することの方が危険です。他の誰かが代わってくれます。

 

●自信の持てることは、その組織に還元させると良い

自信は、永久的に安定しません。自信過剰になる前に、上手な方法で、自分のスキルを伝えたり、日々の業務の改善案を考えましょう。あるいは、自分で課題を探して取り組んでみるのもいいと思います。企画を考えて提案することもできるかもしれません。ひとりよがりにならないように、相談しながら進めるのがおすすめです。女のくせに、とか、パートのくせに、と言われないために、日頃からの接し方、誠実であることも大切です。

 

固い組織であっても、希望を持ち続けることで小さいなりに継続的な努力ができるかもしれません。自信が持てるということは、あなたに余裕があるということです。リーダー的な立場になって、組織を育てていければいいのですが、非正規雇用では正式なリーダーになりにくいので、バックから組織を支えるような立場で貢献できるでしょう。

 

以上、ぐうたらスーパー主婦の自信についての考え方でした。

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