こんにちは、つむぎの庭、糸野つむぎです。
先日は新生活を始められた方に対して、これから出会う色々な苦難を耐え切れずに命を絶ったりしないで、「逃げて」と書きました。いわゆる、ストレスが以上に高まった状態の時です。そのストレスの起こるメカニズムは、ゴムボールにたとえることができるそうです。
ストレスとは、刺激でゴムボールがゆがんだ状態
わかりやすく説明している文章を見つけました。
【ストレスって、どんなもの?】
●たとえていうと、外部からの刺激を受け、感情や体などが入る「ゴムボール」がゆがんだ状態
●ストレスが強くなるにつれ、
①退屈→ ②やる気→ ③快適→ ④イライラ→ ⑤燃え尽き→ ⑥うつ状態
と、変化する
●適度なストレスは必要で、全くないのも良くない
●3A、つまり、アルコール・アクシデント・アブセンティーイズム(欠勤や遅刻)や、ギャンブル・スマホ依存に注意
この記事の挿絵がとてもユニークです。駅員さんが、かぶっている帽子は「ストレス可視化帽」で、ゴムボールの上下がネジでギリギリまかれていて、とてもいびつな形です。もう少しで、破裂しそう。その理由は、後ろのお詫びの文章がヒント。電車が運行見合わせで、お客さんが怒っていて殴りかかろうとしているのです。たくさんのお客さんから文句を言われていて、駅員さんは耐えてはいるものの、ストレス膨張です。
ゴムボールの中には「感情」「体」「行動」が入っていて、外部からの刺激でゆがんだ状態になることを、「ストレス状態」、と言うそうです。
ストレスが限度を超えると、ゴムボールは元に戻らなくなり、メンタル疾患になったり、頭痛や腹痛になったりするとのこと。この状態になるまでに何とかならないものでしょうか?それには、自分を含め、ストレス状態であることを認識することが必要になります。
ストレス状態に気がつくには?
ストレスの過程早い時期、できれば、ストレスが強くなり過ぎない、④の「イライラ」の状態の時に気がついて、手を打つことが大切になります。本人が自覚して行動、周囲に相談できれば一番いいのでしょうが、次のような場合には「イライラ」が行動に表れていると思われます。
●アルコール
ストレス解消のためにお酒の量が増える
●アクシデント
仕事上でのミスが増える
●アブセンティーイズム
無断欠勤や遅刻が増える
●ギャンブル・ゲーム、スマホに依存
会社の同僚、ご家族が早くに気がつきそうですが、これからのことを不安に思って本人はこの行動すら隠していることもあるかもしれません。でも、もし、徴候に気づけば、そっと気をつけてあげましょう。本人との関係により、接し方も様々でしょう。
何ができるか、というのは専門家でないので断言することはできませんが、過度のストレスで苦しんでいる人をそのまま一人で受け止めたり、支えたりするのは無理です。こちらがつぶれてしまってはどうしようもありません。大切な人であればあるほど、受け止める強さがしっかりある方がいいと思います。信頼できる仲間や専門家にこちらの立場で相談してみることをお勧めします。そして、何より大切なのは、本人がストレス状態について口を開いたら、しっかりと聞いてあげることです。解決になることを言ってあげなくてもいいので、ただ、つらい気持ちを聞いてあげることだと思います。
周囲の人間は実に無力です。力になってあげたいのに、何もできません。カウンセリングや医療機関に行くことは勧められますが、自分の手で解決してあげることは難しいです。だから、このタイミングでは聞いてあげることです。
ストレスで心身に影響が出るまで悩んでいる人を、これ以上増やしたくない、というのが私の願いです。世間は働き方改革を進めているようですが、そうした政策的な進行とともに、個人レベルでできることがあれば、と思い、こうしてブログに綴っているのです。
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