ストレス対処法~とらえ方(認知)を変えて客観視してみる

こんにちは、悩めるフルタイムパートタイマーの糸野つむぎです。

先日、下記の記事を投稿しました。

今日は、その対処法についてです。

職場でのストレスとどう付き合うか?

【職場のストレス対処法は?】
■ABC理論→ 同じストレスの元になる出来事でも、物事のとらえ方次第で、不快な感情は減らせる
■物事のとらえ方をポジティブに変えるため、「ストレス日記」をつける
怒りや落ち込みを点数化し、数日後に見直すことを繰り返す
■休息(レスト)や気晴らし(レクリエーション)など「四つのR」も重要
■義理、人情、浪速節の「GNN」も大切に

ストレスの起こった出来事のとらえ方

先の記事の引用元の朝日新聞の挿絵をぜひご覧ください。

男性がガミガミ怒っていて、もう一人の男性が深々と頭を下げている絵です。周りには破った紙が飛んでいます。

この絵のタイトルは「Let's try ~ 認知を変えてみよう」とあります。

この絵から想像できることは、次の3つ。

  1. 資料の内容を厳しく叱責する鬼上司
  2. 「責任をとるのは、私の仕事だっ!」と辞表を破かれ、胸を熱くする若手社員
  3. 丁重にお引き取り願うも、毎日スーツでやってくるヒマな常連クレーマー

 

すごい挿絵です。上の3つどれもあてはまりそうです。

ただ、この3つに共通することは「ストレス」です。ここで言いたいことは、ストレスはとらえ方次第で変化しうる、ということです。

ABC理論で考えてみよう

「ABC理論」とは?
Activating event (出来事)
Belief (信念・価値観)
Consequence (結果)

 

ある出来事(A)があり、それをその人なり物事のとらえ方次第(B)で感情や体調の現れ方に違いが出てくる(C)、ということです。

つまり、ある出来事が起こったとして、ある人はそれに対して負の感情を抱いても、別の人は「ラッキー!」と感じることもあります。それによって、異なる結果になりうることもあるのです。

ということは、とらえ方次第で毎日が楽になるか、ならないかということに影響しますね。

挿絵を思い出してください。(1)の資料内容を叱責する上司に対して、叱られている時は辛いのが普通です。自分の手掛けた仕事にガミガミとケチをつけられているので、気持ちのいいはずはないでしょう。でも、少し時間が立てば傷が癒えて、

部下
自分のことを見捨てないで、きちんとフィードバックをくれた

または、

部下
面倒なのに、どこがいけないのかきちんと教えてくれた

 

このように感じ方が変わってくることもあるでしょう😉

パートタイマーは見た!

私の職場にも、ガミガミと部下を叱る社員がいました。はたから見ていてもハラハラするくらいの迫力で心配したこともありました。でも、叱った方は後でケロッとしていて、昼食に誘ったりしてきちんとフォローをしてくれているのでホッとしたものでした。でも、誘われても昼食に一緒に行かない人もいました。よっぽどしんどい気持ちを抱えていたのでしょうね。自分の休憩時間くらいは上司と離れて、リラックスしたかったのかもしれませんが。

 

自分の考え方の癖を知り、修正を

ストレスでは物事のとらえ方が大切なことはわかってきましが、自分のことを客観視するのは難しいことです。その一つの方法として、日記をつけることが提案されています。

日記に書くこと

■ストレスの元の出来事

■怒り・落ち込みなどの感情のキーワードを点数化

例えば、

☆(出来事)上司に提出した報告書を叱責された
指摘を受けたのは、
①報告数値の集計方法が一定していない
②数値検証のマーケット比較が不十分
③世の中の情報を十分認識していない

☆(感情の点数化
落ち込み 5/5度
悲しみ  5/5度
情けなさ 3/5度
怒り   1/5度

出来事が起こった直後は、悲しい、悔しい、傷ついた、落ち込んだ、などの感情で一杯になります。でも、落ち着いて、出来事を客観視し、抱いている感情を点数化することで、自分の状態が冷静に見つめられます。どんな感情を抱いても、それはその人の歩んできた人生がかかわっていて、価値観からくるものですから、自分の感情を否定してはいけません。むしろ、受け入れることにより前進していきます。

 

数日後に、日記に書いたことを読み返し、現在の感情をもう一度点数化して比較してみましょう。きっと下がっているはずです。傷は癒えていきます。その時に、少しだけ考えてみませんか?数日立てば、その出来事の状況を、背景から見つめなおしたり、自分の考え方の癖に気がつくことがあります。

例えば、

上司はあの時感情的に見えたが、実はあるべき姿を細かく教えてくれていた

とか、

同じようなことが以前にもあったから、自分はこの辺が弱点かもしれない

 

等、気づきが見つかるでしょう。

それが見つかればストレスも少し減り、気づきにより前進できることは何かないかと、前向きな気持ちに少しずつ変わっていくかもしれません。

 

ストレスに悩んで体調を崩す人がとても増えているようです。少しでも世の中の人がストレスにうまく対処できるように願っています。

(この記事は朝日新聞の連載を元に私なりの解釈で書いています。)

 

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